研究論文 No.412
オープンダクトによる空気搬送の効率化手法
発表先
2023年度室内環境学会学術大会
発表者
生田紀夫、鈴木実夏、井上克哉
内容
最近はゼロカーボン建築の流れで天井を貼らない設計が増え、オフィスや工場では天井面を活用したコアンダ効果による空調システムを採用することができず、ノズルを用いた壁吹き出しを採用することが多い。しかし、ノズルによる壁吹き出しの場合では、空調空気の到達距離を確保するために搬送動力が大きくなることが課題である。
本報では室内環境計画の一案として、半円筒型のオープンダクトを活用した手法を提案し、空気搬送の効果を冷房時の条件において確認を行ったので報告する。