朝日工業社IR

投資家の皆さまへ

投資家の皆さまへ

様々な可能性に挑戦し
変革を加速してまいります

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により各国経済が停滞する厳しい状況が続いた中で、経済活動に一部持ち直しの動きも見られましたが、依然として感染症拡大が収束に向かわず、予断を許さない状況が続きました。当社グループの事業の環境は、設備工事事業につきましては、政府建設投資は底堅く推移しておりますが、民間の投資につきましては、企業収益の悪化による設備投資計画の延期や中止の動きもあり、受注競争の激化や工期の延伸などが懸念される厳しい状況が続きました。精密環境制御機器の製造販売事業につきましても、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品、半導体製造装置向け製品ともに、生産計画の調整等により受注および生産は減少いたしました。

 こうした事業環境の下で、当社グループは第17次中期経営計画の初年度に当たり、受注の確保と収益の向上に総力を挙げて取り組んでまいりました。その結果、受注高、売上高は概ね当初の予想どおり推移し、利益面では、当初の予想を上回る成績を上げることができました。

 設備工事事業においては、受注環境における価格競争の厳しさが続くものの建設投資は堅調に推移すると思われますが、引き続き、施工における生産性の向上、利益管理の徹底に努めてまいります。機器製造販売事業は、FPD製造装置向け製品の生産および販売は、大型パネル用の設備投資は一巡しましたが、中小型パネル用の設備投資は回復基調が見込まれます。また、半導体製造装置向け製品につきましては、データセンターの需要等による増加が見込まれますが、新型コロナウイルス感染症の影響による生産計画の調整も懸念されております。

 当社グループは3ヶ年を計画期間とする第17次中期経営計画(2020年4月~2023年3月)を策定しており、現在、当社グループが直面している課題の解決と、先に策定した長期ビジョン「ASAHIVISION 100」に沿って、将来に向けた基盤づくりに取り組み、持続的な成長と企業価値の向上を推し進めております。また、「地球環境と資源を⼤切にしながら、空気・⽔・熱の科学に基づく⾼度な技術によって、最適空間を創造し、⼈類⽂化の発展に貢献する」という企業理念に基づき、今般、SDGs(持続可能な開発⽬標)基本方針を策定し、重点課題に積極的に取り組み、持続可能な社会の実現を⽬指してまいります。

 株主の皆様におかれましては、今後とも特段のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長高須 康有