研究論文 No.312
有機硫黄化合物の電解水による脱臭
発表先
日本建築学会大会
発表者
水野良典、村上栄造
内容
有機硫黄化合物であるメチルメルカプタンを電解水で処理した結果、遊離残留塩素とメチルメルカプタンの反応時のモル比は3.2であった。メチルメルカプタンからメタンスルホン酸への酸化反応が示唆された。電解水がpH=4の酸性領域であっても、酸性ガスであるメチルメルカプタンの処理が可能であった。従って、主な脱臭メカニズムとしては遊離残留塩素による酸化作用、次に酸アルカリ中和反応による液体への固定であると考えられる。