研究論文 No.359
オフィスにおけるデシカント空調システムの最適運転法の堤案
発表先
室内環境学会学術大会
発表者
生田紀夫、河野仁志、小金井真(山口大学)
内容
オフィスワーカーの快適性や生産性を低下させることなく省エネルギー化が図れる潜熱・顕熱分離空調システムにおいて潜熱負荷処理のためにデシカント空調を採用する事例が増えている。デシカント空調システムでは処理側の流路に加えてデシカントを再生するための再生用の流路が必要となり、空気系の搬送動力が一般の空調システムに比べ大きくなる点が一つの課題である。本報では室内温熱環境を確保しつつデシカント空調システムの搬送動力の低減を目指した制御適用の効果を梅雨期、夏期及び中間期の気候条件において確認を行ったので結果を報告する。