研究論文 No.375
オゾン酸化による硫化メチルの除去と触媒の表面分析
発表先
静電気学会全国大会
発表者
水野良典、村上栄造、清水一男(静岡大)
内容
ヨウ素化合物を触媒として硫化メチルのオゾン脱臭を試みた。無添着の活性炭、ヨウ素を添着した活性炭、ヨウ素と硫酸を添着した活性炭を触媒として選定し、ヨウ素と硫酸を添着した活性炭のみが触媒活性を示すことを確認した。硫化メチルの2.5倍の濃度のオゾンを導入すると、触媒の寿命が10倍以上に向上することがわかった。
また、触媒のpH測定とXPS分析の結果から、触媒活性が表面の酸度に影響を受け、酸性であることが重要であり、ヨウ素化合物と硫酸を添着した活性炭はオゾン酸化の触媒に有用であることがわかった。