朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.385

囲い式フードによる建築模型塗装時の作業環境改善

発表先

空気清浄とコンタミネーションコントロール研究大会

発表者

村上栄造、水野良典、鈴木実夏、河野仁志

内容

建築模型のスプレー塗装作業で生じる汚染空気の作業者へのばく露防止策として、囲い式フードの利用を検討した。そこで、作業性を考慮して塗装作業面を前方にせり出した囲い式フードを製作し、その捕捉性能を調査した。その結果、カラースプレー塗装作業において、開口面で制御風速0.4m/s以上を達成する囲い式フードを使用した時の空気質(塗布面から30cm上方)は、局所排気設備を使用しない時の空気質(塗布面から50cm上方)と比べて、浮遊0.3μm粒子濃度が最大可測濃度(140,000個/L)以上から47,553個/Lに、臭気濃度が790から16未満に減少し作業環境が改善された。

発表年月:2023.4