朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.401

囲い式フードによる建築模型塗装時の環境改善効果

発表先

日本建築学会大会

発表者

村上栄造、水野良典、鈴木実夏、河野仁志

内容

建築模型のスプレー塗装作業で生じる汚染空気の作業者へのばく露防止策として、塗装作業面を前方にせり出して作業性を改善した囲い式フードを製作し、その捕集性能を調査した。その結果、カラースプレー塗装作業において、開口面で制御風速0.4m/s 以上を達成する囲い式フードを使用した時の空気質(塗布面から30cm 上方)は、局所排気設備を使用しない時の空気質(塗布面から50cm上方)と比べて、浮遊0.3μm 粒子濃度が最大可測濃度(140,000 個/L)以上から47,553 個/L に、臭気濃度が790から16 未満に減少し作業環境が大幅に改善された。

発表年月:2023.9