朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.409

Ozone catalytic oxidation of dimethyl sulfide and surface analysis of iodine catalyst

発表先

Japanese Journal of Applied Physics

発表者

水野良典、村上栄造、清水一男(静岡大)、Abubakar Hamza Sadiq(静岡大)、Alam Md Jahangir(静岡大)、Jaroslav Kristof(静岡大)、Afrin Sadia Rimi(静岡大)、Marium Maliha(静岡大)

内容

本研究では、排水処理施設の臭気物質の1つである硫化メチルのオゾン触媒酸化について報告する。 オゾンの生成にはキセノンエキシマランプを使用し、触媒としてヨウ素化合物を添着した活性炭を利用した。
 オゾンガスを加えると、硫化メチルの寿命は10倍に増加した。pH測定とXPS分析による触媒の特性評価により、ヨウ素化合物の触媒活性が表面酸性度の影響を受けることが示唆された。 これらの結果は、キセノンエキシマランプとヨウ素化合物を添着した活性炭がオゾン触媒酸化によるガス浄化に適用できることを示唆している。

発表年月:2023.9