研究論文 No.411
差圧制御における基準圧の安定化に関する研究
第2報:基準圧の測定経路に接続した容器による誤差低減効果
発表先
空気調和・衛生工学会論文集
発表者
本田重夫
内容
差圧制御における基準圧の測定誤差を低減するため、基準圧側の測定用導管の途中に容器を接続し、測定口に外乱風を吹き付けた時の測定誤差を評価した。100ℓの容器を接続して13.1m/sの定速度の外乱風を吹き付けると、容器が無い場合の測定誤差の87%に減少した。5.8~15.5m/sの一定周期の変動風を吹き付けると、差圧の標準偏差比(σ容器あり/σ容器無し)は、20ℓ容器で0.56、60ℓ容器で0.19、100ℓ容器で0.10となり、差圧の測定誤差は大きく減少した。自然風を吹き付けると差圧の標準偏差比は減少するがばらつきは大きい。