朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.209

ダウンドラフト影響下における排気臭の拡散効果に関する研究

発表先

日本建築学会大会オーガナイズドセッション

発表者

村上栄造、河野仁志

内容

排出ガスの運動量上昇や浮力上昇がダウンドラフト影響を受ける排気臭に対しても改善効果が期待できることを立証するためにCFDを用いて硫化水素や二硫化メチルが臭気寄与する工場排気臭の簡単なモデル解析をおこない大気拡散効果を調査した。気体排出口の開口面積を小さくし,上向き吐出速度を0.39m/sから10m/sに増加させると運動量上昇が起こり,ダウンドラフトの抑制に有効である。排気温度を外気温度より5℃高めると空気比重差から浮力上昇が起こり,外気風速0.4m/sではダウンドラフトの抑制に有効である。

発表年月:2013.8