研究論文 No.233
空調方式の違いによる結露リスク評価に関する研究
第2報 事務所ビルにおける空調機内結露評価
発表先
日本建築学会大会 学術講演会
発表者
河野仁志、加藤信介(東京大)、岩本靜男・趙旺煕(神奈川大)、田村(NEDO)
内容
オフィスでの結露リスクを動的エネルギー解析プログラムTRNSYSと気流ネットワーク計算プログラムTRNFLOWを用いて評価した。約3,500m2のオフィスビルを評価対象とし、一般的は過冷却方式でVAV制御の場合の基準条件と、NEDOプロジェクトで提案しているデシカント空調方式(室内条件:25.5℃,66%)の検討条件での、1年間の建物内結露リスクと空調機内結露リスクを評価した結果、基準条件では0.044%、検討条件では0.032%と、デシカント空調が結露リスク軽減に有効な方法であることがわかった。