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論文詳細

研究論文 No.45

光触媒を用いた実験動物飼育室の空気制御に関する研究 「実験動物と環境」(2006.4)

発表先

日本実験動物環境研究会(2005.10)

発表者

村上栄造、河野仁志、宮永栄治
愛知医科大学 渥美ふき子、瀧田恵美、伊藤美武、石川直久
横浜国立大学 堀雅宏

内容

飼育室内で発生した臭気を吸着除去し空中浮遊細菌を殺菌除去する光触媒技術を用いた室内循環型装置を製作し、光触媒フィルタを再生し繰り返し利用する方法を検討した。マウス飼育室の臭気に寄与しているトリメチルアミンに対し分解除去試験と脱臭・殺菌装置に組み込みマウス飼育室でフィ-ルド試験を実施した。その結果、除去性能は光触媒フィルタの吸着容量が十分である状態では吸着段階が支配的であり、吸着飽和後はトリメチルアミンから二酸化炭素への分解段階が支配的であると考えられる。また、飼育室のように常時発生している臭気を光触媒技術で除去するには、吸着除去するフィルタと光触媒の能力を生かして再生処理したフィルタを交互に利用するシステムが有効である。

発表年月:「実験動物と環境」(2006.4)
日本実験動物環境研究会(2005.10)