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「自由すぎる研究EXPO2025」の『朝日工業社ワクワク未来賞』として 明治大学付属八王子高等学校の生徒さんを表彰 ~未来の海を豊かにする可能性を秘めたワクワクする研究を評価~

2025年9月24日

自由すぎる研究EXPO2025 キービジュアル

 株式会社朝日工業社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙須 康有)は、称賛団体として参加した「自由すぎる研究EXPO2025」(8月4日最終審査結果発表)の『朝日工業社ワクワク未来賞』として、明治大学付属八王子高等学校の嘉手納 杏果(かでな ももか)さんの研究である『発明で海のゆりかごを復活させたい~アマモの発芽・育成装置及び方法~』を表彰しました

 「自由すぎる研究EXPO」は、株式会社トモノカイが主催する全国の中学生・高校生・高等専門学校生を対象とした自由研究の全国大会で、生徒が探究学習の時間に取り組んだ研究の成果を発表する場となっています。

自由すぎる研究EXPO2025:https://tankyu-skill.com/expo/irexpo/

 この研究は「自然を傷つけずにアマモを増やすことはできないか」をテーマに、季節に関係なくアマモの種子を発芽させて育成する方法と、その方法を実現できる装置の両面からアプローチしたものになります。
 本研究で特に注目すべきなのは、従来の自然環境では冬にしか発芽せず発芽率も1%~3%と非常に低いアマモの種子を、8月の真夏という通常発芽しない時期に最短18時間で発芽させ、6日後には88%という驚異的な高発芽率を達成した点です。
 これを可能にしたのが、嘉手納さんの開発した「発芽水」と発芽・育成装置です。繰り返し実験を行い、どの栄養がアマモの発芽に影響を与えているのか粘り強く調査し、またLEDライトや水槽用クーラーを組み合わせた自作の装置によって、温度・光を精密に制御してアマモにとって最適な環境を創り出したことが、これまで実現できなかった家庭での人工的なアマモの増殖というブレイクスルーを実現しました。嘉手納さんはこの「アマモの育成方法及びアマモの育成装置」の発明で特許まで取得しています。
 この研究によって各家庭で育てたアマモが海に帰る日が来れば未来の海は必ず豊かなものになる、ワクワクする未来を実現させてくれる研究であり、まさに「朝日工業社ワクワク未来賞」にふさわしいと考えます。

 当社グループは長期ビジョン「ASAHI-VISON 2050」で『ワクワクする未来をカタチに~Imagination&Creativity~』をスローガンに掲げています。これからも地球環境の負荷低減に大きくかかわる環境エンジニアリングカンパニーとして、生徒さんたちの「環境問題、社会課題を解決して日本の未来が楽しくなる、ワクワクするような研究」をサポートしてまいります。

『発明で海のゆりかごを復活させたい~アマモの発芽・育成装置及び方法~』資料より

明治大学付属八王子高等学校の嘉手納 杏果さん、受賞おめでとうございます!

嘉手納さんの研究はこちらから確認できます。
https://tankyu-skill.com/expo/irexpo/finalresults2025/

本件に関するお問い合わせ先
株式会社朝日工業社 広報・IR室
担当:杉山
TEL:03-6452-8181 E-mail:koho-t41@asahikogyosha.co.jp

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