研究論文 No.105
閉鎖型植物生産システムで栽培したイネの種子タンパク質の解析
発表先
日本生物環境工学会2008年松山大会
発表者
中島啓之、鹿島光司
内容
イネ種子で医療用タンパク質を生産するために、イネの種子貯蔵タンパク質遺伝子にワクチン抗原などの有用タンパク質遺伝子を連結して、種子特異的に集積させる技術が開発されている。そこで、種子内の総タンパク質および貯蔵タンパク質を増加させることができれば、それに伴い有用タンパク質も増加させることが可能と考えられる。医療用原材料という性質上、その物質が安定的かつ均一に高濃度で蓄積することが望まれる。そこで本研究では、閉鎖型植物生産システム内で有用タンパク質生産量が大となる条件を見出すために、異なる栽培環境条件で育成したイネの分げつごとの収量性、種子重量およびタンパク質含有量を調査した。