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論文詳細

研究論文 No.133

閉鎖型イネ栽培システム(その2)イネ花粉の飛散挙動と拡散防止に関する研究

発表先

日本生物環境学会 2009年度福岡大会

発表者

中島啓之、鹿島光司

内容

近年のゲノム解読の進展や遺伝子組換え技術の向上により、組換え植物を活用した高付加価値の有用物質生産が期待されている。これらの目的の有用物質の含有量が一定でかつ効率的に計画生産するためには、栽培条件を適切に制御できる完全制御型植物工場の機能を持ち、かつ、遺伝子拡散防止機能を兼ね備えた”遺伝子組換え植物工場”が必要となる。本研究では、医薬原材料用有用物質を含有するイネを対象とした閉鎖型イネ栽培システムを設計開発し、プロトタイプとしてイネ群落の試験栽培が可能な中規模の試験用閉鎖型栽培室を建設した。本報では、この試験用閉鎖型栽培室について、遺伝子拡散防止効果を確認するためにイネ花粉の飛散挙動について測定を実施した結果を報告。

発表年月:2009.9