朝日工業社LABO

論文詳細

研究論文 No.245

人工環境下における登熟期の光強度がイネの収量に及ぼす影響

発表先

日本生物環境調節工学会2015年宮崎大会

発表者

丸山真一、生田紀夫、鹿島光司、石神康弘(千葉大)、後藤英司(千葉大)

内容

イネは,登熟期に葉に蓄積している光合成産物が籾へと転流するため,光合成能力が徐々に低下する。そのため,出穂21日目以降の登熟期の光強度を低下させても収量に及ぼす影響は小さく,省エネ栽培できる可能性がある。そこで,人工環境下における登熟期の光強度がイネの収量におよぼす影響を調査した。その結果,出穂後21日目以降のPPFを1000 から500 ・mol m-2 s-1に低下させても収量が維持され,省エネ栽培が可能となることが示唆された。

発表年月:2015.8