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論文詳細

研究論文 No.274

電解水の消臭効果に関する研究

発表先

電解水の消臭効果に関する研究

発表者

村上栄造、須山喜美(安藤・間)、伊藤智子(大阪大学大学院)、浜口智志(大阪大学大学院)

内容

室内臭対策の調査として、水道水を電気分解して生成する中性電解水と食塩水を電気分解して生成する弱アルカリ性電解水の消臭実験を行った。その結果、トリメチルアミン水溶液、イソプロピルメルカプタン水溶液に電解水を混合すると中性電解水では消臭しなかったが、中性電解水より残留塩素を約21.7倍多く含む弱アルカリ性電解水は臭気濃度・臭気強度が低減し消臭効果を確認した。消臭原理は、酸化による臭気低減、あるいは吸収捕集効果によるものと考えられる。

発表年月:2017.8