研究論文 No.57
広島港湾合同空調設備改修工事における省エネシステム導入
発表先
「ヒートポンプとその応用」
発表者
浜田哲郎
内容
約40年前に建設された、広島港湾合同庁舎・第六管区海上保安本部は延べ床面積約10,000㎡である。今回の改修工事は、石綿除去工事と共に2次側の省エネルギーシステム(VAV・CAV方式、2次側ポンプインバーター制御など)が導入された。その中で2次側ポンプの省エネルギーシステムとして「エコノパイロット」が設置され省エネルギーを実現している。 「エコノパイロット」は負荷流量により冷温水2次ポンプの台数制御、回転数制御を行っており、また中央監視装置との通信を行い、郡発停、ポンプ運転・故障のデータ表示を行うと共に、省エネルギーデータはエコノパイロット制御盤により収集を行うことができる。 完成後1年の運転結果より、既存の定流量方式から台数制御+インバーター制御への変更による電力量削減効果は約65%、エコノパイロットを導入したことにより、約84%の削減が達成された。